咀嚼音、気になりませんか?
食事中、無意識に口を開けていたり、大きな音を立ててしまったり…。
周囲の目を気にして、食事を楽しむことができない、そんな経験はありませんか?
実は、咀嚼音には様々な原因が潜んでいます。
今回は、その原因と、改善策についてご紹介します。
咀嚼音の原因を徹底解説
歯並びと噛み合わせの問題
歯並びや噛み合わせが悪いと、咀嚼音が大きくなることがあります。
特に、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、開咬(かいこう)といった不正咬合は、食べ物をうまく噛むことが難しく、口を開けて噛む癖がつきやすいです。
その結果、「クチャクチャ」という音が大きくなってしまうのです。
また、歯と歯の間に隙間があると、食べ物がこぼれやすく、咀嚼音が目立ちやすくなります。
噛み合わせが悪いと、顎関節への負担も大きくなり、顎関節症などの症状につながる可能性もあります。
口輪筋や舌の筋肉の弱さ
口輪筋は口を閉じる筋肉、舌は食べ物を動かす筋肉です。
これらの筋肉が弱いと、食べ物をうまくコントロールできず、口を開けたまま噛んでしまうため、咀嚼音が大きくなります。
また、舌の力が弱いと、食べ物を十分に噛み砕けず、飲み込みにくくなるため、口を開けてしまう可能性が高まります。
口輪筋や舌の筋力低下は、加齢や生活習慣の影響を受けやすいので注意が必要です。
唾液の分泌量と咀嚼音の関係
唾液は、食べ物を消化しやすくし、飲み込みやすくする役割があります。
唾液の分泌量が少なくなると、食べ物が口の中に留まりにくくなり、口を開けて噛む回数が増える傾向があります。
結果として、咀嚼音が大きくなる可能性があります。
唾液の分泌量は、脱水症状やストレス、加齢などによって減少することがあります。
食べ方や姿勢の改善
食べ方や姿勢が悪いと、咀嚼音が大きくなることがあります。
一度にたくさんの食べ物を口に入れる、早食いをする、顎を突き出して食べるなど、食べ方や姿勢に問題があると、口を開けて噛むことが多くなり、咀嚼音が目立ちやすくなります。
また、猫背などの姿勢が悪いと、呼吸が浅くなり、唾液の分泌量が減る可能性もあります。
口呼吸の改善
口呼吸は、口を開けたままの状態が続くため、咀嚼音が大きくなりやすい原因となります。
口呼吸は、鼻詰まりやアレルギー性鼻炎、アデノイド増殖症などが原因で起こることがあります。
また、口輪筋の弱さも口呼吸の原因の一つです。

咀嚼音 立てない方法 矯正との関係性
矯正治療による咀嚼音改善効果
歯並びや噛み合わせの不正が咀嚼音の原因となっている場合、矯正治療によって改善が見込めます。
矯正治療によって歯並びが整うことで、食べ物を効率よく噛めるようになり、口を開けて噛む必要がなくなるため、咀嚼音が小さくなります。
また、矯正治療によって口呼吸や、口輪筋の弱さといった関連する問題も改善される可能性があります。
矯正治療を受ける際の注意点
矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善するための有効な手段ですが、治療期間が長かったり、痛みや不快感があったり、費用が高額であるなど、いくつかの注意点があります。
治療前に、担当医と十分に相談し、治療計画やリスク、費用などを理解した上で治療を開始することが重要です。
治療期間中は、歯の清掃を徹底し、虫歯や歯周病の予防に努める必要があります。
矯正治療と他の改善策の併用
矯正治療は、咀嚼音改善に効果的な手段ですが、それだけでは不十分な場合もあります。
矯正治療と併せて、口輪筋トレーニングや舌のトレーニング、唾液分泌促進のための工夫、正しい食べ方や姿勢の習慣化、口呼吸改善のための対策などを併用することで、より効果的に咀嚼音を改善できます。
これらの改善策を継続的に行うことで、矯正治療の効果を最大限に引き出すことができます。
咀嚼音を改善するための具体的な方法
口輪筋トレーニング
口輪筋を鍛えるトレーニングには、口をすぼめて「う」の発音をする、風船を膨らませる、ストローで息を吹き出すなどの方法があります。
これらのトレーニングを毎日継続することで、口輪筋の筋力が向上し、口を閉じて噛むことができるようになります。
舌のトレーニング
舌のトレーニングには、「あいうべ体操」や、舌を上あごに押し付けるトレーニングなどがあります。
これらのトレーニングにより、舌の筋力が向上し、食べ物を効率的に動かすことができるようになります。
唾液分泌促進のための工夫
唾液の分泌を促進するためには、水分をこまめに摂取すること、よく噛むこと、ガムを噛むことなどが有効です。
また、唾液腺マッサージを行うことも効果的です。
正しい食べ方と姿勢の習慣化
正しい食べ方と姿勢を身につけるためには、一口の量を少なくする、よく噛んで食べる、姿勢を正して食べるといったことを意識することが大切です。
これらの習慣を身につけることで、自然と口を開けて噛むことが減り、咀嚼音が小さくなります。
口呼吸改善のための対策
口呼吸を改善するためには、鼻呼吸を意識すること、鼻の詰まりを解消することなどが重要です。
鼻詰まりが原因の場合は、耳鼻咽喉科を受診して治療を受ける必要があります。
まとめ
咀嚼音の原因は、歯並び、口輪筋や舌の筋肉の弱さ、唾液の分泌量、食べ方、姿勢、口呼吸など、多岐にわたります。
これらの原因を改善することで、咀嚼音を小さくすることができます。
矯正治療は効果的な手段の一つですが、他の改善策と併用することで、より効果的です。
口輪筋トレーニング、舌のトレーニング、唾液分泌促進、正しい食べ方と姿勢、口呼吸改善といった具体的な方法を実践し、快適な食事を手に入れましょう。
咀嚼音でお悩みの方は、まずは原因を特定し、自分に合った改善策を見つけることが大切です。
必要に応じて、歯科医や専門医に相談することも検討しましょう。
当クリニックでは、矯正治療を通じて正しい噛み合わせを目指し、咀嚼音を減らす方法も丁寧にサポートしています。
気になる方はぜひお気軽にご相談ください。