矯正中のホワイトニングは可能?注意点と最適なタイミングを解説

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矯正中のホワイトニングは可能?注意点と最適なタイミングを解説

理想の歯並びを目指す矯正治療と、輝くような白い歯を手に入れるホワイトニング。
どちらも、より魅力的な笑顔につながる美容歯科医療として注目されています。
歯並びを整えている最中でも、歯の白さへの関心は高まるものです。
矯正装置がついている状態でもホワイトニングは可能なのか、そしてどのように進めるのが良いのか、気になる疑問を解消し、理想の口元へと近づくための情報をお届けします。

矯正中ホワイトニングは可能?

矯正治療中にホワイトニングを行えるかどうかは、主に選択している矯正の種類と、使用している矯正装置の形状によって判断が分かれます。
すべての矯正方法で一律に可能というわけではありませんが、いくつかの方法であれば、矯正と並行して行うことが可能です。

矯正の種類と方法で可否判断

矯正治療には、歯の表面に装置を装着する表側矯正、歯の裏側に装置を装着する裏側矯正(リンガル矯正)、そして透明なマウスピース型装置を使用するマウスピース矯正などがあります。
これらの装置がホワイトニング剤の塗布や、薬剤の浸透を妨げるかどうかで、ホワイトニングの可否や適した方法が変わってきます。

マウスピース矯正は併用しやすい

マウスピース矯正は、一般的に1日22時間以上の装着が推奨されていますが、ホワイトニングのために外す時間は短いため、矯正治療への影響は少ないとされています。
特にホームホワイトニングでは、矯正に用いるマウスピースをそのままホワイトニング用として活用できる場合があり、効率的に治療を進められます。
オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングも、装置の形状によっては選択肢となり得ます。

裏側矯正は比較的容易

裏側矯正(リンガル矯正)は、矯正装置が歯の裏側に装着されるため、歯の表面に装置がない状態とほぼ同じです。
そのため、歯の表面に薬剤を塗布するオフィスホワイトニングなどは、比較的容易に行うことができるとされています。
ただし、装置の形状によっては、薬剤が均一に届きにくい場合もあるため、歯科医師との相談が重要です。

矯正中にホワイトニングをする際の注意点

矯正治療中にホワイトニングを行う場合、いくつかの注意点があります。
美しい仕上がりを目指すためには、これらのリスクを理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。

色むら発生のリスクと対策

矯正装置や、マウスピース矯正で用いられるアタッチメント(歯に付ける小さな突起)は、ホワイトニング剤が歯の表面に均一に浸透するのを妨げることがあります。
これにより、装置が付いている部分とそうでない部分で歯の白さに差が生じ、色むらが発生するリスクがあります。
対策としては、装置が邪魔になりにくい矯正方法を選択したり、アタッチメントの有無を確認したりすることが挙げられます。
また、歯並びがある程度整ってからホワイトニングを開始することも、色むらのリスクを減らす一助となります。

知覚過敏と痛みの増加

ホワイトニング剤は、一時的に歯がしみるような知覚過敏を引き起こすことがあります。
矯正治療中は歯が動いているため、もともと歯に圧力がかかり、痛みや違和感を感じやすい時期でもあります。
この二つが重なると、不快感が増す可能性があります。
症状が強い場合は、無理せずホワイトニングを一時中断し、歯科医師に相談することが大切です。

治療計画は医師と相談

矯正治療とホワイトニングを同時に進める場合、個々の口内状況や選択いている矯正方法、使用するホワイトニングの種類によって、最適な進め方や注意点が異なります。
自己判断せず、必ず担当の歯科医師に相談し、ご自身の状態に合わせた治療計画を立てることが最も重要です。

ホワイトニングの最適なタイミングと方法

矯正治療中にホワイトニングを行う場合、そのタイミングや方法によって、得られる効果やリスクが異なります。
理想的な結果を得るためには、いくつかの選択肢を理解しておくことが大切です。

矯正完了後が理想

一般的に、ホワイトニングの効果を最大限に引き出し、色むらのリスクを最小限に抑えるためには、矯正治療が完了し、すべての矯正装置やアタッチメントが取り外された後に行うのが最も理想的とされています。
歯並びが整い、歯の表面に何も装置が付いていない状態であれば、薬剤が均一に浸透しやすく、メンテナンスも容易になります。

ホームホワイトニングの注意点

ホームホワイトニングは、自宅で専用のマウスピースに薬剤を入れて装着する方法です。
マウスピース矯正の場合、矯正用マウスピースをそのまま活用できることがありますが、歯の表面にアタッチメントが付いていると、薬剤が均一に浸透せず色むらが生じる可能性があります。
また、ワイヤー矯正などの場合、矯正器具があるとマウスピースの装着が妨げられるため、矯正完了後に実施するのが一般的です。

オフィスホワイトニングの可否

オフィスホワイトニングは、歯科医院で高濃度の薬剤と光を用いて短時間で歯を白くする方法です。
裏側矯正であれば、装置が歯の表面にないため比較的実施しやすいですが、表側矯正でブラケットやワイヤーが付いている場合、薬剤の塗布が難しく、色むらが生じるリスクがあります。
マウスピース矯正でも、アタッチメントがあると注意が必要です。

まとめ

矯正治療中にホワイトニングを行うことは可能ですが、その可否や方法は、選択している矯正の種類や使用している装置によって異なります。
マウスピース矯正や裏側矯正は比較的併用しやすい一方、表側矯正やアタッチメント付きのマウスピース矯正では、色むらのリスクに注意が必要です。
知覚過敏の増加や、個々の状態に合わせた治療計画の重要性も理解しておくべき点です。
最も理想的なのは矯正完了後ですが、状況によっては医師と相談の上、矯正期間中に進めることも可能です。

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