矯正治療中、食事にどんな制限があるのか、何を食べていいのか、迷うことはありませんか。
歯並びの改善だけでなく、健康な歯を維持するためには、正しい食事が大切です。
今回は、矯正治療中の食事について、避けたい食べ物、おすすめの食べ物、そして快適な食事のための工夫を分かりやすくご紹介します。
治療中の食事に関する不安を解消し、快適な矯正生活を送るためのヒントをお届けします。
ぜひ最後までお読みください。
歯科矯正の食べ物でダメなもの徹底解説!
ワイヤー矯正で避けるべき食べ物
ワイヤー矯正中は、食べ物の種類や食べ方に注意が必要です。
硬い食べ物は矯正装置を破損させる可能性があり、避けるべきです。
具体的には、煎餅、ナッツ類、硬い肉、骨付き肉、りんご、トウモロコシなどがあげられます。
これらの食べ物は、小さく切る、柔らかく煮込むなどの工夫をすれば食べられる場合もありますが、前歯で噛み砕くような食べ方は避け、奥歯を使ってゆっくりと噛むようにしましょう。
粘着性の高い食べ物も注意が必要です。
ガム、キャラメル、ソフトキャンディ、餅などは、矯正装置に付着しやすく、取り除くのが困難な場合もあります。
装置が変形したり、外れたりする原因にもなるため、できるだけ避けるのが賢明です。
どうしても食べたい場合は、小さくカットしたり、柔らかくしたりする工夫が必要です。
着色しやすい食べ物や飲み物も注意が必要です。
カレー、トマトソース、コーヒー、紅茶、ワインなどは、矯正装置に色がつきやすく、見た目が悪くなる可能性があります。
色の付着を防ぐためには、これらの食べ物を食べた後は、すぐに歯磨きをすることが大切です。
マウスピース矯正で注意すべき点
マウスピース矯正は、食事中はマウスピースを外せるため、比較的食事制限は少ないです。
しかし、マウスピースを外している間は、歯磨きをしっかり行う必要があります。
また、マウスピースを装着している間は水分以外の摂取はできませんので、注意が必要です。
絶対に避けたい!矯正治療の敵!
矯正治療中に絶対に避けたい食べ物は、硬いもの、粘着性の強いもの、そして着色しやすいものの3つです。
これらの食べ物は、矯正装置の破損や変形、着色、虫歯リスクの増加につながるため、厳重に注意が必要です。

矯正治療中の食事を快適にするためのコツ
おすすめの食べ物と選び方
矯正治療中は、柔らかい食べ物を中心に摂ることが大切です。
お粥、リゾット、煮込みうどん、柔らかく煮込んだ肉や魚、豆腐、卵焼き、ヨーグルトなどは、比較的食べやすく、栄養価も高いです。
また、コンビニでも、ドリア、茶碗蒸し、煮魚、ポテトサラダなど、矯正中でも食べやすいものが販売されています。
ただし、コンビニ食はカロリーや栄養バランスに偏りやすい点には注意しましょう。
食べ方を変えるだけで快適に!
食べ方を変えることで、矯正治療中の食事をより快適にすることができます。
食べ物を小さく切る、奥歯で噛む、少量ずつ口に入れる、飲み物や汁物をこまめに飲むなど、工夫することで、痛みや装置への負担を軽減できます。
トラブル発生時の対処法
矯正装置に食べ物が詰まった場合は、無理に取ろうとせず、水でよくすすぎましょう。
歯ブラシ、歯間ブラシなどを使い、丁寧に清掃しましょう。
それでも取れない場合は、歯科医院に相談することをお勧めします。
まとめ
矯正治療中の食事は、装置の破損を防ぎ、口腔内の健康を維持するために、注意が必要です。
硬いもの、粘着性の強いもの、着色しやすいものは避け、柔らかい食べ物を中心に、食べ方にも工夫を凝らすことが大切です。
おすすめの食べ物や食べ方、トラブル時の対処法を参考に、快適な矯正生活を送ってください。
何か心配なことがあれば、担当医に相談することを忘れないでください。
正しい知識と適切なケアで、美しい歯並びと健康な口腔内を手に入れましょう。